近江路には俵藤太伝説のある石山寺鐘や
三井の晩鐘で知られる園城寺旧鐘など多くの名鐘がありますが
有銘の梵鐘中で最も古いのは湖北の己高山円満寺鐘だそうです。
こちらは現在の長浜市高月町井口の日吉神社境内の一隅にあります。
同敷地内に「神池」があり、神池の周りに植えられているモミジが
清々しく初夏の彩を添えています。
このモミジ、秋の紅葉の頃には
大勢の旅人カメラマンのモデルさんです。
葉の形、枝ぶり、一本の木の中に
緑から黄、紅へとのグラデーションに魅了されます。
また、日吉神社の境内には高月町の「槻の木十選」に選ばれた
二本一組の欅の木が仲睦まじく寄り添って
神社で遊ぶ子どもたちを見守ってくれています。
こちらの本殿(井口の日吉神社本殿)は入母屋造りの本殿となっており
県下でも数少ない造りとなっているそうです。
湖北散策にお越しの際は、井口の重要文化財にも是非お立ち寄りください。
井口区に隣接しております「雨森」区、
こちらの街並みもとても美しく
歴史的にも有名な雨森芳洲先生の生涯をたどり、
思想や業績を顕彰するとともに東アジアとの交流と友好を
めざす拠点としての「雨森芳洲庵」がございます。
夏期には雨森区内の水路に、ふくよかな錦鯉が悠々と泳ぐ姿がみられ、
少々、タイムトリップしたかのような錯覚を覚えます。
ご自身の目で見、肌で感じて
子どもの頃に戻ったかのような街並みをお楽しみください。
SL北びわこ号で湖北にいらした時には、
是非、高月町にもお立ち寄りくださいね。
心よりお待ちしております。